2009年9月アーカイブ

「笑顔を生む条件」http://smile-earth.com/diary/2009/07/000564.htmlでも紹介させていただいた、タンザニアのモシにある子どもセンターに、Tシャツの売り上げで黒板を寄贈させていただきました。

ここでは、学校に通えない子どもや、学校以外でもっと勉強したい子どもが、数少ない教科書の周りを囲み、みんなで一生懸命に勉強しています。
ただ、黒板がないため、何かを教えるきも、みんなに一斉に書いて説明することができません。
一人一人教科書を読んで、一人一人がわからないところを先生や友達に聞いていました。
みんなで共有して見ることのできる黒板があったら、先生も教えやすくなるだろうし、子どももみんな前を向いて勉強できるようになるのではなるのでは、そう思い、Tシャツの売り上げで黒板を寄贈させていただくことにしました。

黒板の製作を、現地の青年海外協力隊隊員の修君に頼んでおり、終了したメールが届いたので報告させていただきます。

外で撮影.jpg

 

以下、修君からのメールです。

 

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スマイルアースプロジェクト ゆうきさん&葵さんこんにちは。

モシのおさむです。

お待たせいたしました。
先週黒板が完成いたしまして、KODOMOセンターへと届けてまいりました。
黒板はうちの職業訓練校・VETAで発注しました。
良い木材を使っているということで、なかなかしっかりしたものができたと思います。
上のボード部分を取り外すことの出来る、スタンドタイプです。

黒板:70000Tsh
チョーク100本と黒板消し2つ:3000Ths

以上のものをSMILE EARTH PROJECTから頂いた寄付金で購入しました。
写真を添付しますので、ご覧ください。

スマイルアースプロジェクトとチェムチェムのお二方の素晴らしい活動のお手伝いが出来たことを嬉しく思っております。

またこの黒板を作るに当たっても、多くのタンザニア人に協力を頂きました。
タンザニア人を助けようとして、タンザニア人に助けられる。やっぱり助け合いの中で「ありがとう」と言い合えるというのは、本当に素敵なことだと感じます。
今はタンザニア人の立場から、タンザニア人に代わってお二方に感謝を伝えたいと思います。

ありがとうございました。

またこれからもよろしくお願いします。

青年海外協力隊 19年度4次隊 西山 修

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以下 黒板寄贈までの流れです。

 

話しはさかのぼります。

タンザニアのモシで海外青年協力隊の修君とKODOMOCENTER(子どもセンター)にお伺いをしたときのこと。

そこで、子どもたちと一緒に「幸せなら手を叩こう」のスワヒリ語バージョンを歌ってきたことはそのときの記事で読んでいただいた方も多いと思います。


実はそこで、こんなことがあったのさ。

さて、子どもたちに何かしてあげられにかなぁ~?

じゃ~みんなで歌でも歌おう!!

ここまでは、すんなりだったのだけれど。さて、どうやって歌詞を教えよう??

まぁ、今回は修君が子どもたちにも分かりやすいようにスワヒリ語に変換してくれたからよかったけれど、20人も30人もいっぺんになると教えるのもなかなか難しい。


黒板でもあれば・・・。

そこに大きく書いて、みんなに分かりやすく教えてあげられるのに・・・。

まぁ、と言ってもそれは俺達が教えやすいか、そうじゃないかの問題であって子どもたちは必要ないのかな??

ふと、そんなことを思った。

ここを去ったあと、修君にそれを相談してみた。

そして、ここの運営をしているチェムチェムの代表の方にも連絡を取ってみた。

幸いにも2人とも喜んでくれ、子どもたちのためにも黒板は必要だと言ってくれた。

と、いうわけで「黒板プロジェクト」スタート!!

残念なことに俺達は先の予定があったため、ここを去ってしまったんだけど、俺達の意向を修君に伝え、必要な分のお金を預け、あとは修君にプロジェクトを進めてもらった。

これが、なかなか難しかったようで・・・。

そもそも、タンザニアに「黒板」という単体が無く、学校なんかはどこも教室の壁全面が黒板のようになっているのが通常だった。
もう建設段階から壁をツルツルの壁にして、チョークで書いたり消したりできるような。
ということは、どういうことかって言うと、黒板というものが売ってない。

いろいろ、試行錯誤していただいて、結局修君の同僚に作っていただいたようです。

ありがとうございました!!

そんなこんなで、修君に進めてもらっていた黒板プロジェクトが無事に完了!!

あとは、子どもたちのために有効利用してもらえると嬉しいですね。

Tシャツの売り上げ、ここでまた100ドル使用させていただきました!!

ご協力いただいた皆様、ありがとうございます!!



 

シリアに愛を広げよう

シリアで、青年海外協力隊隊員タカ君と知り合った。
言葉も不自由なこの国で、タカ君はたくさんの友達を作り、彼らからの信頼を得、日本でも難しい素敵なコミュニティ作りをしている。
一緒に活動先を周らせて貰い、活動内容を聞く機会をもらええたことで、たくさんのことを学べてうれしかった。
タカ君の周りにいるシリアの人達はタカ君のことが本当に大好きで大好きで、満面の笑顔で語りかけ、もっと一緒にいたいと言葉や態度で示していた。
タカ君もシリアの人達を心から尊敬し、彼らと一緒に活動することが楽しくて仕方ないらしく、とろけるような柔らかい笑顔で彼らと接していた。
国境なんて関係なく友達を作ることの出きる彼の才能って本当に素晴らしいし、やっぱり笑顔は世界をつなぐと確信もした。

タカ君のしている活動は誰でも出きることではないと思うので、ここで紹介させてもらいたい。
タカ君はシリアで村落開発という名目の中、母子の健康向上のために活動している。
どんな活動かというと、普段外に出ることの少ない女性に、自分の健康や子どもの健康を守る為の知識を提供していくことだ。

ここシリアの村落では、男性は外を自由に歩くことはできるが、「慎ましやかであれ」というコーランの教えのために、女性は外を自由に歩くことができない。
外出は禁止されているわけではないが、、女性の安全を守る為、女性が1人で出歩ことを推奨していないそうだ(これは村に限っての話で、都会では多くの女性が一人で出歩いる。大学に一人で通う女性もいるし、一人で働きに出ることもある)。
今の日本では考えられないけれど、女性は外出して家族以外の男性に顔を見せるべきではないと考えられているのだ。
私たちが遊びに行った村の13歳の女の子も、村を案内しようとすると、父親に外出を止められてしまった。
男の子はものすごく自由なのに、女の子は不自由だ。

ここでは男性が家族を養い、女性は働く必要がないという社会認識のため、女性は学歴の低い場合が多いという。
せっかく高校まで行っても、在学中に結婚し、家事をする為に高校をやめてしまうケースもあるそうだ。
そういう理由で、シリアでは女性の識字率がとても低い。
マンベジ郡では、60%の女性が字を読むことができないそうだ(地域により40~75%と差はある。現在、子どもの多くは学校に通って字が読めるので、この値は大人の女性が対象になると思われる。昔は学校そのものが少なかったが、今はどこの村にも小学校はある。アサド大統領の政策による)。

もちろん保健体育のような健康教育を受けている女性も少なく、知識がないために母子の健康を損なうことにつながってしまっている。
また、自ら避妊を選ぶと言う当然の権利を知らないために、たくさんの子どもを生み、体を損なっている女性が多い。
さらには、近親婚(シリアでは親が決める結婚がほとんどで、半分以上の家庭が親族との結婚を決めている)の遺伝子に与える影響を知らないため、子どもに障害が生まれる確立が上がっているそうだ。
(「親が決める結婚」はこれも都会では少なくなっているよう。田舎であっても、女性が嫌だと思えば断れることもあるとのこと)
そこで、そういったことのないようにタカ君が活動しているのだけれども、外出することのない女性に知識を広めていくことは、そう簡単にはいかないそうだ。
シリアには、女性が子どもに予防接種(シリアは予防接種が無料)を受けさせたり、病気になった時に連れて行く保健センターという施設が各地にある。
そこがタカ君のメインの活動場所で、風邪防止や虫歯防止のためにポスターを作成して貼ったり、お医者さんに頼み、女性へ健康管理についてお話してもらうようにしている。
また、女性が外出する場所として、モスク(イスラム教徒が神様にお祈りを捧げる場所)や女性の為の識字教室(政府が女性の識字率を上げるために無料で提供している!)にも目をつけ、保健センターと同じようにポスターを貼ってもらったり、ワークショップを開いたり、イスラムの博士にお願いして講義をしてもらったりしている。
タカ君は、友達作りの天才で、そこで仲良くなった人と一緒に、また次のプロジェクトを考えたり、現地の人と人を繋ぎ、新しい動きを作り出している。
知識がある人がない人へ伝える場を作ること、それがタカ君の活動であり、新たなコミュニティを作り出している。

シリアのマンベジ地区内に、今年、女性倶楽部と言う、女性のための女性自身による倶楽部が生まれ、活動が始まった。自分達の出きる裁縫などの知識を提供しあって、生活向上と生きがい向上のための場としている。
女性自身が集まることにより、自分達の健康問題や妊娠の問題について考える場ができる。
こういった倶楽部が、もっと増えるよう、女性倶楽部の活動を知ってもらうためのポスターを作ったり、ワークショップを開くこともタカ君の活動の一つだ。
もっと詳しい活動内容やシリア情報が知りたい人は「タカの雑記帳」http://ameblo.jp/enholi/を読んでください。

タカ君はその人柄でたくさんの人から愛されていて、「タカの紹介してくれる人なら」とたくさんの人を繋げている。
タカ君は「この国に来て本当に楽しいことばかり、毎日幸せだ」と言っていて、それは本当に素敵なことだけれど、はじめは言葉も通じず、自分の思いや、やりたいことを伝えることはとても大変だっただろう。
それでも、いつも笑顔で、この国の人のことを思い行動してきたことが、現地の人に伝わった。
イスラム教徒は人を助けることが生きる意味だと言う。
タカ君はイスラム教徒ではないけれど、イスラム教徒と同じように人を助けることに積極的で、しかも楽しんで行動している。
そんなタカ君を、人を助けることが天国へ行く道だと信じているイスラム教徒が放っておくわけはなかった。
タカ君と一緒に人の助けになることをしたいと、活動に協力してくれる人がどんどん現れたのだ。

人間の感受性はものすごく敏感だと思う。
言葉は通じなくても、相手が自分のことを考えてくれていると感じると、相手のことを思いやろうとする。
尊敬を持って接していると、尊敬が返ってくる。
これは旅をしていると肌で感じることだ。
言葉はあまり通じなくても相手のことを大好きになってしまうことがたくさんある。
そうした時、私達は本当に幸せを感じている。

お互いに尊敬しあう関係を築くこと、日本でだって難しいことを、異国の地でやってのけた彼の才能は、愛することだと思う。
一緒に行動していても、タカ君が常に相手のいいところを見つけ、学び続けているのがわかる。
人に対して、愛情を持っている。
だから、いいところを見つけることが上手で、いいところが見つかると、自然に相手を好きになるから、たくさんの言葉を伝えようとするし、相手の役に立つことをしようとする。

そして、それが自分の幸せになってしまうから「毎日幸せだ」なんて言葉が生まれる。

人間関係で悩んだら、相手のいいところを見つけるために努力してみたらいいかもしれない。
それはきっと自分の愛情を広げることにもつながるだろう。

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