カンボジア、フリースクール体験

愛センターというフリースクールに通って思った。

子どもがみんな素直!!とっても真っすぐ!!とってもかわいい!!
授業には真剣に取り組み、休み時間は必死で遊ぶ。
「一番に楽しんだもん勝ち!」とでも言いたいのだろうか、遊び道具なんて本当に少ないのに、小さな校庭には笑い声が溢れている。

ただ、無心に抱きついてきてぎゅ~っと離れない10才以下の男の子とか、本当にかわいすぎる!!

座っていると必ず、となりにすり寄ってきて片言の日本語で話しかけてくれる女の子たち、「I Love You」と言ってずっと手を握っていてくれる小さな女の子を前に私は幸せで胸が詰まりそう。

みんな養子にしたい!!

これが、カンボジアでフリースクールとか学校とかをNGOやボランティアの人たちが作っちゃう理由なんだろうなぁ。

人は誰かに必要とされ、求められることが、とても幸せで心が安らぐことなのだと感じた。
ここにいると、私は本当に満たされる。
「とても幸せだ!!」と叫びたくなる。

戦争がつい20年前まであったカンボジアでは子どもたちの教育が遅れていて、学校にさえ通えない子どもも多い。
カンボジアでは法律で、公立の小学校から高校までは教育費が無料ということになっている。だが現実では、学校の先生の給料が少なすぎ(平均25ドルくらいだそう)。
それでは彼らも生活ができないため、先生に毎日少しお金を渡すというのが、今のカンボジアの習慣になっているそうだ。
そして、そんな学校自体も、午前か午後かのどちらかに通うことになっていて一日中学校があるわけではない。

フリースクールの子どもたちの多くが、1日の半分は公立の学校に行って学び、半分はフリースクールで学んでいる。
勉強時間が少なすぎるため、学校だけでは教育が足りないのである。
もちろん、中には公立の学校に通えずフリースクールにだけ通ってくる子どもたちもいる。

フリースクールは強制ではない。
自分から進んで勉強をしにくるから、子ども達は真剣に授業を受け、誰もが自分から進んで発表をする。
私たちの拙い日本語の授業にも一生懸命取り組んでくれて、その真剣さがひしひしと伝わってくるから、教える方も自然に精一杯のことをしてあげようと思うことができる。

最初の授業でみんなが私たち(よっしーと私)のために歌をうたってくれた。
「テントウムシのサンバ」
私たちが結婚したばかりなのでお祝いの歌を練習していたというのだ。
なんて素敵なんだろう・・・・・・。
私は授業でみんなの夢を聞いた。
ガイド、医者、車会社の社長、エンジニア、建築家、先生、日本人と結婚すること、といろんな夢があった。みんな叶うといいね。
それから、みんなに「幸せだと感じることは何ですか?」と聞くと、するとみんなが「日本人と一緒にお話しすること、遊ぶこと」と答えたのだ!
びっくり!!
きっと、ここに来ている日本人のボランティアの人がみんな子どもに優しく接したからこういう答えが出たのだろうけれど、彼らが日本に来て日本人全てを見てもこう言ってくれるかしら。
こんなことを言ってくれるかわいい子どもたちのために、私たちもがんばらなくては!!
出来るだけのことをして「日本人と仲良くしていきたい。」ってずっと思ってくれていたら幸せだなぁ。

ここのフリースクールは渡辺藍さんという方が自分のお金で経営していて、そんな彼女もお金をかせぐためにベトナムに出稼ぎに出ていてずっと学校にいることはできない。
カンボジアが発展し、国が教育にもっとお金をかけられるようになれば、この事態もきっと解決するのだろう。
今、一生懸命の子どもたちを見て、カンボジアは大丈夫だ、と思う。
そこにちょっとでも役立てたら、私は心から嬉しい。