賑わった場所を離れ、島に出てみる。
毎日、物売りやタクシーの客引きと格闘していた場所から静かなところへ。
そこには、自給自足で昔ながらの生活を続けている彼らがいる。
俺達が行ってきたロンボク島には、「ササッ人」という民族がいる。
彼らも例外なく、今なお伝統を守り続けている。
ただ、どうしても納得がいかないのは、その小っちゃい「ッ」は発音しなければダメなのだろうか?
「ササ人」でもいいんじゃないかと思う。言いにくいし、無理に「ッ」と言わなくてもそんなに変わらない。
あと、以外に日本語がお上手なのね・・・。
インドネシア(インドネシアにはさまざまな言語があり、彼らはササッ語を話す)語が出来ない彼らも、英語と日本語は生きていくために必要らしい。
村のガイドは、俺達を日本語の単語で村を案内してくれた。
今、この村では、村の維持のため、村人が自らガイドとなり、自分の村を紹介してくれている。
それが、外の世界との小さな繋がりだ。
案内されてきた異国の俺達を見て、ここでしか生活をしたことのないこどもたちは何を思うのだろう。
みんながにこにこと迎えてくれるのはどうしてだろう。
かやぶき屋根に牛の糞を固めた床のお家の中では、おばあちゃんがお祈りをしていた。
多分、聖地に向かって頭を何度も床にこすりつけるようにお祈りしていた。
そんな中、突然、邪魔しに入ってしまった俺達に、笑顔で挨拶をしてくれるのはどうしてだろう。
俺は思うんだけど、きっと、彼らは人を信用しているんだろうな。
小さな村ではみんなが助けあっていかないと生活を維持していくことができないから、彼らは人は助け合うものだってことを自然に思っているのかもしれない。
だから、人を信用する。
これって人間関係を築いていくのに一番大切なことだけど、誰に対しても笑顔で接することができるということはすごいことだよな。
見習わないと・・・・・・。
自給自足の生活を不意に羨ましく思うことがある。
日本ではほぼありえない生活。
自分の好きに使える時間が多い反面、やらなければいけない仕事もたくさんある。
自分たちの食べる動物の飼育や畑仕事。
女の人が頭の上に重い荷物を背負って当たり前のように歩く姿、みんなでお風呂の代わりに井戸で体を洗う姿。
それを見ていたら、すごいとは思うけど、一緒に生活をしていく自信はなくなった。
それでも、彼らのこと、尊敬したよ。
自分たちの生活をずっと守り続け、誰にでも笑顔で接していくことは簡単ではないだろう。
ロンボク島からさらにボートで行きついた「ギリ・アイル」では、さらにのんびりしていて、声をかけてくれる人も多かった。
きっと、これからもこんんところがたくさんあるんだろうなぁ~。
何にもすることのない島で、ただ島の優しさに触れて、1日を過ごす。
ただそれだけの中に各地の違いや特徴を感じていきたい。
あとは、もうちょっと積極的に溶け込もうとすることが必要だな。
1人でも多くの人に俺達の存在を知ってもらいたい、彼らのことを知っていきたい。

